末端肥大症

末端肥大症。これは聞きなれない病気ではないだろうか。近頃話題になっている身長サプリメントの副作用に挙げられている病気である。具体的には身長サプリメントの服用と末端肥大症･血糖値の上昇･発癌性の関連性に関して、副作用の質問が多いようである。

末端肥大症は別名先端巨大症とも呼ばれ、成長ホルモンが過剰分泌することにより、身長や手足が異常に大きくなる症状のことである。思春期に発症した場合、身長や手足が異常に伸びて巨人症となり、成人してから発症した場合、末端肥大症となる。

つまり、成人以降に身長サプリメントを摂取することで成長ホルモンが過剰分泌すると、手足の先端、額、あご、唇、舌等が肥大することになり、その結果指輪や靴のサイズが合わなくなってくる。顔つきも数年でかなり変わる。

過剰に分泌された成長ホルモンは肥大以外にも様々な異常を引き起こすことが懸念されており、慢性的な頭痛・発汗過多・睡眠時無呼吸症候群・糖尿病・高血圧などがあり、さらに高脂血症や肝障害になるリスクも高まるとされているのである。